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2020年10月刊行
2020年10月刊行
文化科学高等研究院出版局
文化科学高等研究院出版局ehescjapan.com
Karl Marx
『経済学批判要綱』は<資本>のシニフィアンを分析した。だが『資本論』は、その<労働ー資本>の関係を<労働者ー資本家>の人的関係へと概念空間を変え、商品によってシニフィエされた世界を解明するものへ転じてしまった。
「利子産み資本」が破綻している現在、それはすでに1850年代にマルクスが解明していたことである。
商品経済で行き詰まる現在、<資本>経済の可能条件を開くことである。「資本」を資金・資財と混同して「悪」とみなす貧困な思考をこえ、自らの<資本>パワーをとりもどすことだ。
464頁 4000円+税
ISBN 978-4-938710-73-6
表紙の漫画は、メキシコの思想的漫画家
リウス氏がよせてくれたものです。
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