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単行本刊行一覧

​それぞれの書は、「単行本galleryをご覧ください。

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文化科学高等研究院出版局(ehescbook.com)について

EHESC出版局は、研究者自身による書籍の文化生産をおこなっています。
いままで、なんども機会あるごとに新たな出版可能性を、文化利益中心において実行してきました。
最初は、飛島建設の協力の下に、『ISLA』(全3号)を刊行、都市・建築の新たなガイドを提示しました。

オクタビオ・パス『大いなる日々の小さな年代記』、ロジェ・シャルチエ『書物の秩序』(ちくま学芸文庫として再刊)、アルフレド・ロペス・アウスティン『月のうさぎ』をビデオ型デザインにて刊行、新たな本の形態を模索しました。

その後、山本哲士『デザインとしての文化技術』を、ソニー、日産、キャノン、NECなどが参画した東京デザインネットワークの協力下で刊行、以降ハードなものやアートなものの刊行をこころみた山本『社会科学理論研究』、『地球環境の文化学』、谷口編『ミロの仕事場』などを、資生堂、冨士ゼロックスの協力のもとで、出版してきました。
これらは、1996年までの刊行です。

『季刊iichiko』の刊行(
1986年から)を、河北秀也監修、三和酒類の協力下で、この間しつづけています。

2006年より、新たなオンデマンド形態による文化生産の可能性に挑戦し、山本哲士『哲学の政治 政治の哲学』1500頁、楠元恭治『デザイン本質論』600頁、吉本隆明『心的現象論』900頁という大部の著の刊行可能性を切り開いてきましたが、2008年1月よりホスピタリティ出版として研究者中心による新たな体制でもって飛躍させています。

わたしどもは、高度な知の生産における出版情況が史上最悪の事態にあるなかで、著者自身の文化資本生産を最優先にした出版可能性をつくっていきます。研究者自らがすべてにおいて責任をもって実施していくことです。
あくまで、文化利益、環境利益、文化環境利益を優位にした出版であり、経済利益はそれを支えるものとしてのみ機能させます。

研究生産ビジネスであり、文系・社会系の研究生産物の生産は、学者・研究者自身がマネジメントしない限り、商業主義出版依拠へと流されてしまいます。

そのために、経済条件や政治条件、さらに法的な条件をととのえていく必要もでてきますが、働く原理が商品集中市場を基盤にしているソーシャルなものでは不可能であるからで、それを超克する「文化資本経済」を構築していくほかありません。賃労働大学人にとどまっていては、高度な研究ワークはありえない。

非常に困難な事業ですが、研究者・著者自らが自己技術をもって生産技術を開発し、文化普及の文化市場を開拓していくことです。情報技術と近年の機械技術の発展をうまく使用して、文化資本領有経済を構成していきます。
ソーシャルな商品出版ではない、パブリックな文化資本出版の追及です。

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